屋久島 「宮之浦岳」
髪の毛もすっかり白くなり始め 初老の様相となり始めた数年前から、人生やり残すことのないように始めた日本百名山。今回は日本で最も南に位置する九州の最高峰 屋久島「宮之浦岳」を目指した。
5日間の行程ではあったものの新燃岳の噴火による飛行機のキャンセルや低気圧によるフェリーの欠航と前途多難の旅のスタートとなったが、その後は快晴の山様が出迎えてくれることとなり、1日 10時間のコースタイムを7~8時間でこなすほどの気持ちの良い空気の中、原生林、太古の万物が発するエナジーを感じながら道中にある縄文杉との交信、その他の巨木の生命観のパワーに圧倒されながら3日間を過ごすこととなった。『宮之浦岳』は南峰といえども2000m級、まだまだ雪と氷が行く手を防ぎ困難を要したがその甲斐あって登頂後は 天に突き抜けるような宇宙空と雲海の下に見える海は屋久島らしい様相がほかに無い感動を与えてくれた。今回 悪天候やこの地域一帯の地殻変動のため遭難不明者も出ており安否を祈ります。